いにしえ峠道

既に記憶からも遠くなり忘れ去られた峠越えの山道を歩いてます

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

幻の鎌倉街道を考える④

前項、幻の鎌倉街道を考える③では、ロマンに走りすぎてしまったので、ここで軌道修正する。近世には、修験者をはじめ遊行僧、繭や藍など仲買や行商者、旅芸人などが頻度にこの道を通っていたし、もちろん近隣住民も通う道であったに違いない。繰り返すが、川…

幻の鎌倉街道を考える③

いにしえ、この街道を通っていた人々の足音をたよりにその姿を想像する。ある意味それは、歴史ロマンである。近世の渡世者の姿から、山を巡る修行者や修験者の姿が浮かび上がってきた。江戸期に全国を修行・巡礼していた旅僧円空もその一人だったに違いない…