いにしえ峠道

既に記憶からも遠くなり忘れ去られた峠越えの山道を歩いてます

高山市境

幻の鎌倉街道を考える③

いにしえ、この街道を通っていた人々の足音をたよりにその姿を想像する。ある意味それは、歴史ロマンである。近世の渡世者の姿から、山を巡る修行者や修験者の姿が浮かび上がってきた。江戸期に全国を修行・巡礼していた旅僧円空もその一人だったに違いない…

幻の鎌倉街道を考える②

服部氏の『峠の歴史学』に記述された、鎌倉街道についての概要は①に書いたが、著書にも書かれているように、過去にもいくつかの資料からその存在が明らかになっている。飛騨・信濃の鎌倉街道については、岐阜県教育委員会発行の『歴史の道・飛騨<野麦・越中>…

鷲見から一色に抜ける峠(県道惣則高鷲線)

このコースは高山市荘川町一色から郡上市高鷲町鷲見に抜けている惣則高鷲線にある峠部分だ。峠名は無いが古地図には県道となっている部分とほぼ同じ個所が点線で描かれ古来から峠道と認識されていたことがわかる。冬季閉鎖区間(5月下旬か?)であるため車で…