いにしえ峠道

既に記憶からも遠くなり忘れ去られた峠越えの山道を歩いてます

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

鷲見から一色に抜ける峠(県道惣則高鷲線)

このコースは高山市荘川町一色から郡上市高鷲町鷲見に抜けている惣則高鷲線にある峠部分だ。峠名は無いが古地図には県道となっている部分とほぼ同じ個所が点線で描かれ古来から峠道と認識されていたことがわかる。冬季閉鎖区間(5月下旬か?)であるため車で…

旧軽岡峠

現在の国道158号(472号供用)は荘川から高山に抜けている。途中清見に出る手前に軽岡のトンネルを抜けているが、以前はその北側を走る新軽岡峠を越えていた。旧峠のある場所の北を高速道路のトンネルが走っているが、国道と新軽岡峠は北側に山塊を大きく迂回…

道谷峠(大間見周戸から小間見大ヶ原に抜ける峠)

この峠は昭和初期改定の古地図にも道谷峠と記載されている。口大間見(旧弥冨小学校の在る場所)から大間見と小間見を遮る山の谷間にある峠だ。地図で見ても標高差は100m程度と峠道としてはとても楽なものだ。大間見の本道から円光寺の裏に入ると周戸の谷の分…

旧峠の面白さ

ここで取り上げている峠道の多くは、地図に示されていない旧道が多く、地図に示されている場合でも、その道は新たに作られた自動車道ではなく、それ以前に歩いてもしくは牛馬で越えた山道を指します。 そのような旧道は、近世以前から利用されていましたが、…

内ヶ谷峠再訪

美濃と越前の国境に近い、旧内ヶ谷峠への訪問は、今年二月以来二回目となる。二月にはまだ残雪が残り、旧道の確認などは難しい状況だったが、部分的には旧道の存在を確認することができた。今回は改めての旧道調査となった。内ヶ谷峠は旧大和村内ヶ谷の最北…

無名峠(小間見田代から大間見岩垣内に抜ける峠)

昭和初期の地図 昭和初期に改定された国土地理院地図の古地図を見ていたら見つかった名も無き峠道を歩いてみた。郡上市大和町の小間見の奥である田代から大間見の岩垣内に抜ける峠道である。小間見の集落が無くなるあたりから田代林道となる。Uターンできそ…

無名峠(小間見常保から大間見岩垣内に抜ける峠道)

秋には大イチョウの木が美しい 旧大和村の大和村史に掲載されている周辺の峠道の略図にあった無名の峠道を歩いてみた。 最初に小間見から登ろうと思い、入口にある諏訪神社周辺を探索してみたが、結構な急斜面の山麓には山道らしい跡が見つからなかったので…