いにしえ峠道

既に記憶からも遠くなり忘れ去られた峠越えの山道を歩いてます

いにしえ峠道とは?

古道と言えば、今よく耳にするのは熊野古道中山道
最近では外国人の観光客が急増しているといいます。
日本人は古来から宗教者や修行者など特別な階級の人に限られていました。、伊勢参りや観音巡礼など、長い徒歩旅を好んできました。
それは、近世になり街道が整備され、庶民が旅を味わうことが許される時代となり急激に発達したと言われています。

もちろんこのような道は主要街道であり、人々が絶えず往来する場所であったため、たとえ車の行き来できないような山道でも、当時から石畳の舗装がなされていました。

主要街道や脇幹道というような道は、現在も主要な街道筋であり、その場所が国道や県道として今も利用されている地域が多くあります。
そのような場所には、旧来の道の痕跡が保存されている場合が多く、今もその往時の様子を示す指標や、史跡に出会うことができます。

しかし、ここで取り上げる古峠・古道とは、上記のような近世の諸街道ではなく、地域の人々がその生活の一部として利用し活用してきたの間で生活道路として古代から利用されてきた山道の事を指しています。
もちろん、中世以前にはその道も山岳を越えて行く街道の役割をはたしていた時代もありましたが、諸街道が整備されていく中で、街道としての役割を終えていきました。
しかしながら、地域での生活道として近年まで利用されてきた峠道でした。

近代化が進みモータリゼーションが進み始めると、物流の中心は整備された平たんな道を前提とした自動車道となり、戦後にはいよいよ生活の中からもその必要性が失われ、戦後生まれの人たちはその存在さえ知らないという時代になってきました。

そんな古道・いにしえ峠を探し、歩いて探索するというモノ好きな娯楽です。

あなたの身近にある失われた峠道を探してみませんか?